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レンタルサーバーの基礎知識
レンタルサーバーとは、インターネット上で提供されるサーバーの一部または全部を、一定期間、対価を支払うことで借りられるサービスです。 自分自身で物理的なサーバーを所有、運営する代わりに、必要なサーバー環境を「借りる」形で提供されます。 ブログをウェブサイトを公開したい場合、メールサーバーが必要な場合など、インターネット上でおこなうさまざまな活動にサーバーが必要とされます。 最終的に自分に合ったレンタルサーバーを借りるために、まずは、レンタルサーバーを知ることから始めましょう。なぜレンタルサーバーを借りるのか?
Webサイト・ホームページを作り、情報を発信するためにはデータをサーバーに保存する必要があります また、その保存されたデータの中からWebサイト閲覧者がブラウザで経由で送信してくる表示要求に対して送り返すためには、Webサーバーという機能が必要となります。 その他、データベースを管理するデータベースサーバー、メールの送受信をおこなうメールサーバー、インターネット上の住所情報を保管しているネームサーバーといったように複数のサーバーによってインターネットが成り立っています。 今まで挙げた「サーバー」の全部または一部をレンタルという形態で利用するのが、レンタルサーバーになります。 多くの場合は、Webサーバー、メールサーバー、データベースサーバー、ネームサーバーがセットになっていますが、データベースサーバーが含まれていなかったり、メールの送受信に特化されているサービスもあります。 レンタルサーバーと一口にいってもその構成内容はレンタルサーバーサービスごとに異なりますので、目的にあったサーバー構成を選ぶ必要があります。普通のパソコンと何が違うのか?
高性能で信頼性の高いパソコンだと考えて、大きな間違いはありません。 形状は、パソコンでよく見るタワー型であったり、サーバー固有の薄っぺらい横長のものがあります。 薄っぺらい横長のものは、それを専用ラックに収納し、何段にも積み重ねることでスペースの有効活用を図っています。 個人が使うパソコンよりもCPUが速く、メモリが大容量積まれており、信頼性の高い各パーツをさらに二重化するなどして信頼性を高めています。 OS(オペレーティングシステム)は、Windows10やWindows7といった個人が使うものではなく、24時間365日稼働を前提としている信頼性が高い専用OSを使います。 Linux(リナックス)というOSを使う場合は多いですが、Windows系のOSを使っているレンタルサーバーもあります。クラウドと何が違うのか?
広い意味では、レンタルサーバーもクラウドの一部といっていいと思います。 レンタルサーバーが複雑化、高度化した結果がクラウドになるので、その詳細な違いを理解する必要はありませんが、クラウド中には料金が従量制の場合がありますので注意が必要です。 クラウドとは、物理的な1台のサーバーもしくは、その一部を指すのではなく、論理的に分割された仮想的なものを指します。 一方、レンタルサーバーは、1台のサーバー本体に1つのOSインストールされ、1対1の関係になっています。レンタルサーバーを借りる時に知っておくべき知識とは?
各社様々レンタルサーバーを提供していますが、自分に合ったレンタルサーバーを選ぶために必要最低限の知識を身につけましょう。 実際に使ってみないと分からないことも多いと思いますが、多くのレンタルサーバーでは試用期間を設けており、期間内であれば、使えないという判断になったときには請求なしで解約できるようになっています。 ある程度の比較は必要ですが、スペックの表示だけでは判断できないこともありますので、悩むよりも試用期間を最大限活用しましょう。サーバーのスペックを知ろう!
パソコン同様、サーバーも処理速度が重要です。 CPUが速度が速いほど、メモリの容量が多いほど、レンタルサーバーの費用はあがります。 また、最近だとノートパソコンでも使われている、SSDという速いタイプのディスクを使い、データの書き出しと読み込みを高速化しているレンタルサーバーもあります。 サーバーのスペックは、表示速度に大きく影響しますので、スペック不足でWebサイト・ホームページの表示が遅いとならないように注意しましょう。 無料、もしくは、極端に安いレンタルサーバー以外は、ディスク容量は十分に確保されているので気にする必要はないと思います。回線を知ろう!
いくらサーバーが速くても回線が遅いとWebサイト・ホームページがなかなか表示されず、閲覧者にストレスをかけてしまいます。 Webサイト・ホームページの作り方でも表示速度は変わりますが、できる限り速く太い回線を使うことで閲覧者のストレスを軽減しましょう。 また、回線の速さと太さの確認と合わせて、どのくらいのデータを流すことができるかということもレンタルサーバーを選ぶうえでは重要な項目になります。 月間で使える回線の転送量が決まっている場合は、注意が必要です。 どれぐらいの流量があるのかはWebサイト・ホームページのページビュー数と内容によりますが、人気レンタルサーバーのひとつである、さくらインターネットは、ライトプラン40GB/日、スタンダードプラン80GB/日となっているので参考にしてください。機能を知ろう!
レンタルサーバーを借りる際に、確認したほうがよい主要な機能を紹介します。- PHPのバージョン
- バージョン7が使えるレンタルサーバーを選びましょう。
- 使える独自ドメインの数
- 独自ドメインが使えることを確認しましょう。 必要な数は、何個のWebサイト・ホームページが作りたいかで決まります。
- 使えるデータベースの数
- WordPress(ワードプレス)を使う場合は、作りたいWebサイト・ホームページに数だけデータベースが必要になります。
- WordPress(ワードプレス)のインストール方法
- WordPress(ワードプレス)を使う場合は、簡単インストール(クイックインストールなど呼び名は各社変わります)機能が使えると便利です。
- バックアップ
- バックアップの有無を確認しましょう。 バックアップは無料でリストア(データの復元)は有料というところもありますので、バックアップとリストアをセットで確認してください。 WordPress(ワードプレス)を使う場合は、プラグインでバックアップを取ることが可能です。