ブログ運営に重要なレンタルサーバー選び。
間違ったレンタルサーバーを選ぶとハンデを背負った状態でブログを運営することになります。
「エックスサーバー」と「シンレンタルサーバー」とは多くのユーザーから支持を集めているレンタルサーバーです。
本記事では、エックスサーバーをベースの2つのレンタルサーバーの特徴、メリット、デメリットを比較し、どちらがあなたに最適なレンタルサーバーなのかを見極める情報を提供します。
- エックスサーバーの特徴
- シンレンタルサーバーの特徴
- エックスサーバーとシンレンタルサーバーの違い
- エックサーバーとシンレンタルサーバーのどちらを選ぶべきか
#レンタルサーバー #エックスサーバー #シンレンタルサーバー
エックスサーバーとシンレンタルサーバーの大まかな違い
まずはエックサーバーとシンレンタルサーバーのザックリとした違いです。
比較項目 | エックサーバー | シンレンタルサーバー |
---|---|---|
運用実績 | 2021年5月 | |
人気 | ||
低価格 | 1,100円 (年間13,200円) | |
最新技術導入 | ||
安定性 | ||
処理速度 | 723.45回/秒 | |
アダルト利用 |
エックスサーバーとシンレンタルサーバーの概要
エックスサーバーとシンレンタルサーバーの概要をまとめました。
エックスサーバーとは?

エックスサーバーは、長い運用実績を持ち、国内シェアNo.1のレンタルサーバーです。
高い安定性と信頼性が特徴です。
2003年7月にサービスを開始し、現在では国内で最も利用されているレンタルサーバーです。
多くの利用者がいるためトラブル時の情報がインターネット上に豊富にあります。
また、サポート体制も充実しています。
エックスサーバーは、シンレンタルサーバーと比較するとサーバーの安定性や充実したサポート体制を重視しています。
シンレンタルサーバーとは?

シンレンタルサーバーは、レンタルサーバー国内シェアNo.1の「エックスサーバー」のシステムをベースとしたレンタルサーバーです。
最新技術を積極的に導入し、コストパフォーマンスが高いレンタルサーバーを目指しています。
シンレンタルサーバーは、エックスサーバーと比べ、新機能の迅速な導入とコストパフォーマンスを重視しています。
価格は、エックスサーバーよりも低く抑えられています。
エックスサーバーでは禁止されているアダルトサイトを公開できることもシンレンタルサーバーの特徴です。
アダルトサイト対応レンタルサーバーは、価格が高い傾向にありますが、シンレンタルサーバーを使えば一般的なレンタルサーバーと同水準でアダルトサイトを公開することができます。
シンレンタルサーバーは、アダルトレンタルサーバーでは一押しです。
エックスサーバーとシンレンタルサーバーの詳細比較
レンタルサーバー選びに重要な項目でシンレンタルサーバーとエックサーバーを比較します。
料金の比較
料金は、レンタルサーバー選びの重要な要素です。
エックスサーバーとシンレンタルサーバーの料金プランについて詳しく見ていきましょう。
どちらのプランも契約期間が長くなるほど割引率が高くなり、お得度が増します。
エックスサーバーの料金プラン
エックスサーバーの料金プランは、シンレンタルサーバーに比べて高めです。
以下のプランが提供されています。
スタンダード (旧X10) | プレミアム (旧X20) | ビジネス (旧X30) | |
---|---|---|---|
初期費用 | 無料 | ||
月額利用料 (3ヶ月契約) | 1,320円 (年間15,840円) | 2,640円 (年間31,680円) | 5,280円 (年間63,360円) |
月額利用料 (6ヶ月契約) | 1,210円 (年間14,520円) | 2,420円 (年間29,040円) | 4,840円 (年間58,080円) |
月額利用料 (12ヶ月契約) | 1,100円 (年間13,200円) | 2,200円 (年間26,400円) | 4,400円 (年間52,800円) |
月額利用料 (24ヶ月契約) | 1,045円 (年間12,540円) | 2,090円 (年間25,080円) | 4,180円 (年間50,160円) |
月額利用料 (36ヶ月契約) | 990円 (年間11,880円) | 1,980円 (年間23,760円) | 3,960円 (年間47,520円) |
無料お試し期間 | 10日間 (初月無料) |
注 契約期間は最低3ヶ月です。
注 初月無料、翌月1日から請求が発生するため月初の契約がお得です。
エックスサーバーは、安定性と信頼性が高く、充実したサポート体制を備えています。
初心者から上級者まで安心して利用できます。
特に初心者にとって、エックスサーバーのサポート体制は大きな安心感を与えてくれます。
開催中のキャンペーンと実績は下記の記事にまとめてあります。
シンレンタルサーバーの料金プラン
シンレンタルサーバーの料金プランは、エックスサーバーと比べて安価です。
以下のプランが提供されています。
ベーシック | スタンダード | プレミアム | ビジネス ベーシック | ビジネス スタンダード | ビジネス プレミアム | |
---|---|---|---|---|---|---|
初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
月額利用料 (3ヶ月契約) | 990円 (年間11,880円) | 1,980円 (年間23,760円) | 3,960円 (年間47,520円) | 1,595円 (年間19,140円) | 3,245円 (年間38,940円) | 6,875円 (年間82,500円) |
月額利用料 (6ヶ月契約) | 990円 (年間11,880円) | 1,980円 (年間23,760円) | 3,960円 (年間47,520円) | 1,485円 (年間17,820円) | 3,080円 (年間36,960円) | 6,523円 (年間78,276円) |
月額利用料 (12ヶ月契約) | 880円 (年間10,560円) | 1,780円 (年間21,360円) | 3,560円 (年間42,720円) | 1,375円 (年間16,500円) | 2,860円 (年間34,320円) | 6,050円 (年間72,600円) |
月額利用料 (24ヶ月契約) | 825円 (年間9,900円) | 1,650円 (年間19,800円) | 3,300円 (年間39,600円) | 1,309円 (年間15,708円) | 2,739円 (年間32,868円) | 5,808円 (年間69,696円) |
月額利用料 (36ヶ月契約) | 539円 (年間6,468円) | 1,540円 (年間18,480円) | 3,080円 (年間36,960円) | 1,254円 (年間15,048円) | 2,629円 (年間31,548円) | 5,566円 (年間66,792円) |
無料お試し期間 | 10日間 |
シンレンタルサーバーは、低価格で高機能なレンタルサーバーを目指しているため、コストパフォーマンスを重視する人におすすめです。
開催中のキャンペーンと実績は下記の記事にまとめてあります。
エックスサーバーとシンレンタルサーバーの最安値プラン比較
12ヶ月契約の月額料金で比較します。
エックスサーバーの最安値は「スタンダードプラン」月額1,100円、シンレンタルサーバーの最安値は「ベーシックプラン」月額880円です。
シンレンタルサーバーの「ベーシックプラン」の方が月額220円、年間2,640円安く利用できます。
さらにシンレンタルサーバー「ベーシックプラン」の方が200GBディスク容量が多いです。
36ヶ月契約にするとさらに差が広がります。
エックスサーバーは月額990円、シンレンタルサーバーは530円となり、その差は451円。
年間5,412円、3年間で16,236円、シンレンタルサーバーが安くなります。
シンレンタルサーバーの「ベーシックプラン」は、ディスク容量が多く、月額費用が安いお得なプランです。
エックスサーバー スタンダード | シンレンタルサーバー ベーシック | |
---|---|---|
初期費用 | 0円 | 0円 |
月額利用料 (12ヶ月契約) | 1,100円 (年間13,200円) | |
月額利用料 (36ヶ月契約) | 990円 (年間11,880円) | |
vCPU | 6コア | 6コア |
メモリ | 8GB | 8GB |
ディスク容量 | 500GB | |
独自ドメイン | 無料 | 無料 |
転送量課金 | なし | なし |
無料お試し期間 | 10日間 | 10日間 |
キャンペーンを考慮した場合はどうなるでしょうか?
エックスサーバーとシンレンタルサーバーは常時キャンペーンを実施しており、最大割引率は共に50%です。
2024年のキャンペーン実績を元に月額利用料をまとめました。
エックスサーバー スタンダード | シンレンタルサーバー ベーシック | |
---|---|---|
月額利用料 (12ヶ月契約) | 550円〜880円 (年間6,600円〜10,560円) | 440円〜616円 (年間5,280〜7,392円) |
月額利用料 (36ヶ月契約) | 495円〜693円 (年間5,940円〜8,316円) | 385円〜539円 (年間4,620円〜6,468円) |
元の価格が安いため、シンレンタルサーバーが安いのは変わりませんが、エックスサーバーもかなり安くなりました。
注意点として、2024年10月30日以降のシンレンタルサーバーのキャンペーンから「ベーシックプラン」の12ヶ月以上が除外されている点です。
エックスサーバー・スタンダードはキャンペーン価格、シンレンタルサーバー・ベーシックが定価だと割引率次第では、エックスサーバーの方が安くなります。
エックスサーバー スタンダード (キャンペーン価格) | シンレンタルサーバー ベーシック (定価) | |
---|---|---|
月額利用料 (12ヶ月契約) | 550円〜880円 (年間6,600円〜10,560円) | 880円 (年間10,560円) |
月額利用料 (36ヶ月契約) | 495円〜693円 (年間5,940円〜8,316円) | 539円 (年間6,468円) |
この価格であれば、レンタルサーバー国内シェアNo.1のエックスサーバーを選びたくなります。
表示速度の比較
表示速度は、それぞれの公式サイトにヒントがあります。
エックスサーバー公式サイトに掲載されている、サーバーの処理速度に関する数値です。

続いて、シンレンタルサーバーの公式サイトに掲載されている、サーバー処理速度に関する数値です。

どちらも2024年12月18日にh2loadを5回計測した結果と書かれています。
グラフ内の数字が同じことからA社とB社は同じレンタルサーバーだと思われます。
読み取れる情報から、A社はConoHa WING・WINGパックベーシック、B社はロリポップ!・エコノミーもしくはリトルサーバー・ミニと予想します。
2つのグラフから表示速度は、シンレンタルサーバーが若干早いことがわかります。
サーバー性能の比較
サーバー性能は、ウェブサイトの表示速度や安定性に影響を与える重要な要素です。
最新技術を積極的に導入しているシンレンタルサーバーですが、主要な性能はエックスサーバーと差がありません。
機能 | エックスサーバー | シンレンタルサーバー |
---|---|---|
nginx | ◯ | ◯ |
オールNVMe | ◯ | ◯ |
RAID10 | ◯ | ◯ |
第4世代「AMD EPYC」CPU | ◯ | ◯ |
KUSANAGI | ◯ | ◯ |
Xアクセラレータ Ver.2 | ◯ | ◯ |
XPageSpeed | ◯ | ◯ |
HTTP/2 | ◯ | ◯ |
FastCGI | ◯ | ◯ |
OPcache | ◯ | ◯ |
各種機能の詳細は以下の通りです。
- nginx
高速なWebサーバーソフトウェア。大量の同時アクセスへの処理に最適化されています。アクセスが集中した場合でも安定した表示が可能です。 - オールNVMe
すべのストレージに高速インターフェース「NVMe(エヌブイエムイー)」を採用しています。 - RAID10
高速化とデータの二重化を実現しています。「オールNVMe」と組み合わせることで通常のSSD環境と比較して読み込み速度を最大約32倍高速化しています。 - 第4世代「AMD EPYC」CPU
300以上の世界記録を達成した、AMDの最新CPUである第4世代「AMD EPYC」を採用しています。 - KUSANAGI
WordPressの高速実行環境。世界最速クラスのWordPress実行環境と評価されています。 - Xアクセラレータ Ver.2
サイト表示を高速化すると共に同時アクセス数を大幅に拡張し、大量のアクセスに対応します。 - XPageSpeed
画像・CSS・JavaScriptなどのファイルを圧縮してデータ転送量を削減する。SEO(検索エンジン最適化)効果が期待できます。 - HTTP/2
通信効率の改善により、SSL化したWebサイトの表示速度が大幅に向上させます。 - FastCGI
PHPやCGIによるCPU負荷を軽減し、プログラムを高速化します。 - OPcache
PHPプログラムのキャッシュ・高速化を実現します。
ひとつひとつを理解する必要はありませんが、サイトを高速表示するために多くの施策が実行されています。
シンレンタルサーバーとエックスサーバー違いとしては、同じサーバーを利用している他ユーザーの影響を受けずに、安定的なサーバー速度を提供する「リソース保証機能」をエックスサーバーを導入しています。
ユーザーサポート体制の比較
シンレンタルサーバーとエックスサーバーの違いは、シンレンタルサーバーにはチャットサポートがないことです。
ある程度の知識を持っている場合は、チャットで迅速に問題解決をすることもできますが、相談しながら問題解決ができる電話サポート、24時間いつでも受け付けているメールサポートがあれば困ることはありません。
初心者はチャットサポートがなくても困ることはありません。
また、シンレンタルサーバーとエックスサーバー共に公式サイトには詳細なマニュアルが用意されており、ユーザーが自己解決できる環境が整備されています。
サポート内容 | エックスサーバー | シンレンタルサーバー |
---|---|---|
マニュアル充実度 | ◯ | ◯ |
メールサポート | ◯ 24時間以内に回答 | ◯ 24時間以内に回答 |
電話サポート | ◯ 平日:10:00〜18:00 | ◯ 平日:10:00〜18:00 |
チャットサポート (オペレーター) | × | |
チャットサポート (ロボット) | ◯ | ◯ |
レンタルサーバー運用実績と方針
レンタルサーバーの運用実績と方針の違いをまとめました。
運用実績には差がありますが、エックサーバーのシステムを採用し、同じグループなので大きな問題はありません。
レンタルサーバー運用方針に大きな違いがあります。
シンレンタルサーバーの運用実績と方針
シンレンタルサーバーは、2021年5月に運用を開始した新しいレンタルサーバーですが、エックスサーバーのシステムをベースにしているためシステムの実績は十分といえます
シンレンタルサーバーは、最新の技術を積極的に取り入れるため不具合が発生する可能性はゼロではありません。
サーバーの安定性に関しては若干のリスクが伴います。
逆にいえば、いち早く最新技術の恩恵を受けられるというメリットもあります。
エックスサーバーの運用実績と方針
エックスサーバーは、2003年7月に運用を開始したレンタルサーバで長期の運用実績があります。
新技術はシンレンタルサーバーで運用を経てから導入できるため不具合が発生する可能性を抑えられます。
特にサーバーの安定性を重視するユーザーにとっては最適な選択肢です。
「エックスサーバーとシンレンタルサーバー比較」に関するよくある質問

「エックスサーバーとシンレンタルサーバー比較」に関する、よくある質問をまとめました。
Q.割引キャンペーンの実施はありますか?
エックスサーバーとシンレンタルサーバーは、常時キャンペーンを実施しています。
どちらも30%の割引きもしくは、キャッシュバックが最低ラインです。
もっともオトクなケースでは、50%の割引きもしくは、キャッシュバックというタイミングがあるのでこれを見つけた際は必ず契約しましょう。
エックスサーバーが現在実施しているキャンペーンと過去実績は下記の記事にまとめました。
シンレンタルサーバーが現在実施しているキャンペーンと過去実績は下記の記事にまとめました。
Q.シンレンタルサーバーとエックスサーバーの料金の違いはどこからくるのですか?
一番は、サーバーの安定性確保に割くコストです。
シンレンタルサーバーでもサーバーが落ちたら一大事ですが、新機能を積極的に導入している以上、不安定な状態はある程度まで許容されます。
新機能が不安定な状況を改善するためのコストをエックスサーバーが払っていると考えるとわかりやすいと思います。
そして、安定した段階でエックスサーバーに導入することでサービスの質を維持しています。
また、運営はそれぞれの会社でおこなっているため、給与などのコスト構造の違いもあると思います。
Q.初心者におすすめのレンタルサーバーはどちらですか?
エックスサーバーです。
理由は、電話サポートがある、運用実績が長いためインターネット上にノウハウが大量にあるためです。
大概の問題はインターネットで調べれば出てきます。
もし、インターネットに情報がなければ、電話サポートが利用できます。
Q.アダルトサイトには使えますか?
エックスサーバーをアダルトサイトに使うことは禁止されています。
アダルトサイトを運用する場合は、シンレンタルサーバーを選ぶ必要があります。
アダルトサイトに使えるレンタルサーバーは下記の記事にまとめました。
Q.おすすめの契約期間を教えてください
36ヶ月契約をおすすめします。
ブログは短期で成果を出すのは困難です。
腰を据えてブログに取り組むためにも長期契約を選んでください。
36ヶ月契約が最もお得に契約ができます。
ブログの特性と価格面を考えると36ヶ月契約が最も理にかなっています。
「エックスサーバーとシンレンタルサーバー比較」まとめ

エックスサーバーは、その安定性から、多くのアクセスが集中するサイトや安定した運用を求めるサイトに最適です。
長年の運用実績により、トラブルが少なく、万が一の際も迅速に対応できる体制が整っています。
一方、シンレンタルサーバーでは、最新技術の恩恵をいち早く得ることができます。
シンレンタルサーバーの最安値のベーシックプランは12ヶ月契約で月額880円です。
エックスサーバーの最安値プランよりも月額220円安く、同じシステムがベースのレンタルサーバーを使いながら年額2,640円のコスト削減ができる点が魅力的です。
- 高速・安定性、運用実績を重視であればエックスサーバー
- コスパを重視であればシンレンタルサーバー
- アダルトサイトにはシンレンタルサーバー
- イチオシは国内シャアNo.1のエックスサーバー
月額495円〜エックスサーバーは2025年4月3日まで「50%キャッシュバック」実施中
シンレンタルサーバーは3月19日まで50%キャッシュバック