ウェブサーバーに高速WebサーバーのLiteSpeed(ライトスピード)を採用したレンタルサーバーが増えています。
初めてLiteSpeedを採用したレンタルサーバーは、mixhost(ミックスホスト)とJETBOY(ジェットボーイ)、そして続いて大手レンタルサーバーのLOLIPOP!(ロリポップ)がLiteSpeedを採用したプランを提供し、今後も増える可能性があります。
レンタルサーバーを選ぶ際にはLiteSpeedの導入を確認
レンタルサーバーを選ぶ際の判断材料の一つとして高速WebサーバーのLiteSpeed(ライトスピード)の導入しているかを確認しましょう。
多くのレンタルサーバーでは、Apache(アパッチ)という最も普及しているWebサーバーを利用しています。
Apacheは1995年に開発がスタートし、現在もWebサーバーのスタンダードとなっていますが、長く開発を続けてきた代償として、古い仕様を維持する必要性からプログラムコードが複雑化し、処理が重くなっています。
Apacheの課題を解消するために新しいWebサーバーがいくつも開発されていますが、そのひとつがLiteSpeedです。
レンタルサーバーを選択する際には、現代のレンタルサーバーに求められている高速表示の要件を満たしたLiteSpeedの導入状況は忘れずに確認しましょう。
LiteSpeedのメリットは速さ
導入実績が多く安定しているApache(アパッチ)を捨てて、LiteSpeed(ライトスピード)を選ぶ理由はスピードです。
LiteSpeedは、Apacheと比較して最大7.4倍という圧倒的な処理能力を持っています。
処理能力の高さは、そのまま表示速度の速さに繋がるため、先進的な取り組みをしているレンタルサーバーでの導入が進んでいます。
詳しい数字に興味のある方は、下記の記事をご覧ください。
LiteSpeedを導入しているレンタルサーバー
主要レンタルサーバーでLiteSpeed(ライトスピード)の導入を調査した結果、4社がLiteSpeedを導入、1社が一部のプランでLiteSpeedを導入、2社がPHPを実行環境としてLSAPIを導入していました。
各レンタルサーバーのLiteSpeed導入状況は下記の表で確認してください。
△は、一部プランでLiteSpeedを採用もしくは、PHPの実行環境としてLSAPIを採用しています。
レンタルサーバー名 | LiteSpeed導入 | レンタルサーバー解説記事へのリンク |
---|---|---|
XServer (エックスサーバー) | × | エックスサーバー完全ガイド【2025年版】 |
ConoHa WING (コノハ ウイング) | △注2 | ConoHa WING完全ガイド【2025年版】 |
LOLIPOP! (ロリポップ!) | △注1 | ロリポップ!完全ガイド【2025年版】 |
さくらのレンタルサーバー | × | さくらのレンタルサーバ完全ガイド【2025年版】 |
シンレンタルサーバー | × | シンレンタルサーバー完全ガイド【2025年版】 |
mixhost (ミックスホスト) | ◯ | mixhost完全ガイド【2025年版】 |
ColorfulBox (カラフルボックス) | ◯ | カラフルボックス完全ガイド【2025年版】 |
リトルサーバー (Little Server) | × | リトルサーバー完全ガイド 【2025年版】 |
お名前.comレンタルサーバー | △注2 | お名前.comレンタルサーバー 完全ガイド【2025年版】 |
JETBOY (ジェットボーイ) | ◯ | JETBOY完全ガイド【2025年版】 |
wpX Speed (ダブリュピーエックス スピード) | × | wpX Speed完全ガイド【2025年版】 |
XServer BUSINESS (エックスサーバービジネス) | × | エックスサーバー ビジネス完全ガイド【2025年版】 |
WebARENA SuiteX (ウェブアリーナ スィートエックス) | × | WebARENA SuiteX完全ガイド【2025年版】 |
heteml (ヘテムル) | × | |
スターレンタルサーバー | × | |
CORESERVER (コアサーバー) | ◯ | |
KAGOYA JAPAN(カゴヤ・ジャパン) WordPress専用サーバー | × | |
KAGOYA JAPAN(カゴヤ・ジャパン) 共有サーバー | × | |
WADAX (ワダックス) | × | |
CPIレンタルサーバー | × | |
Value Server (バリューサーバー) | × | |
iCLUSTA+ (アイクラスタプラス) | × |
注1 ハイスピードプランとエンタープライズプランでLiteSpeedを採用
注2 PHPの実行環境にLSAPIモードを採用
導入実績が多いApacheの方が良いのでは?
導入実績の多いApache(アパッチ)の方が信頼できるのでは?と考える方も多いと思います。
Apacheを採用しているレンタルサーバーは老舗と言われる会社が多く、ノウハウの蓄積も新興レンタルサーバー と比較にならないでしょう。
ただ、Apacheを使い続けている理由としては、Webサーバーを変更すると古くから動いていたサイトが動かなくなる可能性があるため、老舗レンタルサーバーではLiteSpeed(ライトスピード)の導入が困難という現実があります。
シェアという意味ではApacheの時代が続くことが予想されますが、明確な理由なくApacheが導入されたレンタルサーバーを新たに選択する理由はありません。
新しくレンタルサーバーを選ぶならLiteSpeed導入済みを選択
すでに契約しているレンタルサーバーからLiteSpeed(ライトスピード)を導入しているレンタルサーバーへ移行をためらう気持ちはよくわかります。
ただ、多くのサイトで利用されているWordPress(ワードプレス)であれば不具合が発生する可能性は少なく、レンタルサーバー移行の手間もWordPress移行ツールの提供により専門知識不要で引っ越しができます。
また、新規でレンタルサーバーを契約する際には、LiteSpeedを導入しているレンタルサーバーを選ばない理由はありません。
Apache(アパッチ)を導入しているレンタルサーバーを選ぶ理由として、老舗で信頼性が高いということくらいでしょうか。
ただし、この理由がサイト運営に関係あれば価値がありますが、そうであることはほとんどないでしょう。
LiteSpeed導入のおすすめレンタルサーバー
LiteSpeed(ライトスピード)導入しているレンタルサーバーのおすすめは、ロリポップ!ハイスピードプランです。
ロリポップ!ハイスピードプランは、12ヶ月契約月額990円、36ヶ月契約月額550円と高価格帯のレンタルサーバーの中では安く契約できます。

サーバー名 | ロリポップ (LOLIPOP!) |
プラン名 | ハイスピード |
初期費用 | 0円 |
月額費用 (12ヶ月契約) | 990円 (年間11,880円) |
月額費用 (36ヶ月契約) | 550円 (年間6,600円) |
転送量 | 無制限 |
ディスク容量 | 700GB |
MySQL | 無制限 |
自動バックアップ | ◯ (7世代) |
サポート種類 | メール 電話 チャット |
独自ドメイン無料 | ◯ |
アダルト利用 | × |
無料お試し期間 | 10日間 |
公式サイト | https://lolipop.jp/![]() |
- LiteSpeed採用でWordPress表示速度No.1
- 月額550円〜で使える
- 「.jp」含む47種類のドメインが無料で使える
- ディスクは700GBの大容量
- 電話サポート付き・24時間以内のメール回答
- 上場企業が運営するレンタルサーバー